ルールはいつも正しい。
どんな難題でもマルとバツをつけられる。
すべてを白と黒にわけられる。
そう断言できる人とは
その清々しさに「スゲェ」と思っても
恐ろしくって仲良くなれない
極端な思想を持つキャラクターは
お話しを作る時、キャラ立ちさせやすいので
そういう信念を持たせることはあるけど
実のところ、そういう考えを
信じてる訳じゃない
どちらか一方が正しいと信じこんで
疑いもしない人間は
もう一方を、理解し難い他者として
糾弾し排斥しがちだ
理想を掲げて声高に自分の主張をする人間は
しばしば、そういう己の傲慢さに気付かない
「私は正しい!」
そう強く思う時ほど、注意深く
「でも、ちょっと待てよ?」と
自分にストップを出せる人でありたい
「正義の味方は正義の見方」だ
物事は、深く考えれば考えるほど
どちらとも断言出来なくなるのだから
とある詩人が言っていた
マルとバツの間に虹がたつ事もあるんだって…